月次決算

一般的な会計事務所は、過去の数値をベースにした「過去会計」がメイン業務となっています。すなわち、過去の正しい利益にもとづいて正しい税金を計算することです。これも確かに重要な業務であることに違いはありませんが、井方雄二税理士事務所では、会社の未来にフォーカスした「未来会計」を重視して経営指導を行っています。

会社の財政状態を把握することは、今後の事業展開を考える上で非常に重要です。たとえば、新商品の開発にチャレンシジしたい、新たに工場を建設したい、従業員の新規採用など、どれくらいの規模でどれくらいの資金をかけて実施するのかは非常に重要な経営判断です。ましてや、これらを融資により実行する場合には、より緻密な資金計画にもとづいた経営判断が必要になることでしょう。これらの要素を検討するには、現時点でどれくらいの利益が出ているのか、資金繰りはしっかり維持できているかなど、できるだけ早い段階で会社の財政状態を把握できる体制が整えられているかがカギになります。それを実現させる最も良い方法は、月次決算を組むことです。会社の財政状態を示すものは結局数値です。自社の数値を把握する時間は短いに越したことはありません。理想は日次決算なのでしょうが、締めの関係など実務的に難しい点もあることから、現実的には月次決算が最短になるのではないでしょうか。

自社の数値を見ることなく、経営判断を下すことはリスクにほかなりません。理想は翌月20日くらいまでに月次試算表を完成させることですが、それには書類の日々の流れを見直し、経費精算や請求書の早期発送など従業員や仕入先への協力依頼などが必要となります。また、日々の取引を処理する際の経理のIT化も重要な要素となります。いまや日々の会計仕訳は自動的に会計ソフトが行う時代です。私どもは御社の経理業務の見直しをお手伝いし、月次決算から得られる会社情報を以下の分析ツールを用いてご説明いたします。

■未来会計図表
■売上高予算実績比較グラフ
■粗利益予算実績比較グラフ
■経常利益予算実績比較グラフ
■年計グラフ（売上高・粗利益・固定費）
■経常利益/営業キャッシュフロー年計グラフ
■資金力アップグラフ（将来稼ぐべき資金）
■月次推移損益計算書
■三期比較損益計算書
■合計残高試算表
■キャッシュフロー計算書
■資金別貸借対照表
■NEW資金別貸借対照表

一例として、未来会計図表です。